鉄下駄なんで検討中だけど…
タイヤ交換→400g減
ホイール➕タイヤ交換→1kg減。
どちらが先がいいのだろう。あと中華カーボンホイールって大丈夫かなー?🥺#ロードバイク疑問— もこ (@moko81975) April 24, 2023
まずはタイヤ交換で手軽に軽量化のメリットを感じるのがおすすめ!
ホイールは高価なうえに考えることが多いからじっくり検討する方がいいナ!
中華カーボンホイールは品質向上の噂を聞くけど何かあっても「自己責任」だゼ!
今回はTwitter上でのもこさんのお悩みを題材に、タイヤとホイールの交換で考えるべきことを解説します!
- ロードバイクを買ってからタイヤやホイールを替えたことがない
- タイヤやホイールを初めてグレードアップしてみたい
- 太めのタイヤから細いタイヤにしたい
上記のような方は楽しめる記事になっていると思います!
もこさんの愛車の状態とお悩みを整理
もこさんはフィットネス目的でロードバイクを楽しんでらっしゃるお方!
一旦はそのままでもいいのでは?と思ったけど何か目的があるのかナ?
今のロードバイク、ホイールとタイヤ合わせて2.3kgくらいあるんです😅買ってからそのまま乗ってますが、なんか動きがモッサリしてるんです…。タイヤも32cなんでグラベル使用な感じです。
とりあえずタイヤを25cに変えようか迷ってます。— もこ (@moko81975) April 24, 2023
なんとタイヤ幅が32c!!
グラベルを走らないなら確かに細いタイヤに替えたほうがいいかも!
全体の状況を整理すると以下の状態のようだゼ!
- 完成車で購入してからタイヤもホイールも交換していない
- ホイールはBontrager Paradigm前後セット2,300グラムの鉄下駄(上の「ホイールとタイヤで2.3kg」は誤記)
鉄下駄:前後セットで大体2,000グラム以上あるホイールの総称 - タイヤはBontrager R1の32cで前後セット900グラム(チューブ込み?)
- ブレーキはディスク
- タイヤだけ交換するか、ホイールも交換するか悩み中
- 中華カーボンホイールも少し気になっている
まずはタイヤ交換で様子を見るのがおすすめ!
出費が少なくて失敗してもダメージが少ないからまずはタイヤ交換がおすすめだゼ!
タイヤ幅は25cか28cにしてみよう
今のタイヤ幅は32cとのことなので、まずは25cか28cのタイヤに変更してみましょう!
グラベルも走るなら32cのままでもよいですが、舗装路メインで軽快に走りたいなら太すぎます。
当初は重量の話をされていたので単純な軽量化のお話かと思っていました。
しかし実際はタイヤ幅を細くしたいということなので、転がり抵抗も関係する話になります。
太いタイヤで接地面積が増えると転がり抵抗が増して走りは重くなります。
なので細いタイヤの方が転がり抵抗が少なくて走りが軽くなるとまずは覚えましょう。
「細いタイヤがベストなら23cが最適では?」と思われるかもしれませんがそれは間違い。
細すぎるタイヤは転がり抵抗が増すことが分かり、最近は太いタイヤが市民権を得ているのです。
転がり抵抗の話は奥が深いので、具体的なお話は今回は割愛します。
25cか28cかはひとまずお好みで、後述するホイールの対応サイズも気にしながら選ぶとよいでしょう。
ホイール側の対応サイズに注意
ホイールは装着できるタイヤ幅のサイズに限りがあるので注意が必要です。
ただし太いタイヤ幅は最近の主流ですから、対応できるホイールは多いと思います。
つまりもこさんが現状お持ちの32cを履けるホイールなら、28cや25cも履ける確率は高いです。
ただしメーカーによって設計思想が異なりますので、やはり素直に問い合わせるのが確実です!
クリンチャーユーザーはチューブも買い換えること
クリンチャーユーザーはチューブも新しいタイヤ幅に合わせて替えないとだめです!
ただしチューブは一本数百円で手に入れられるので痛い出費ではないでしょう。
チューブの種類はラテックスとブチルがあり、ラテックスは軽いですがレース用です。
普段使いはコスパのいいブチルチューブで充分です。
最近オレはミシュランのチューブにハマってるゼ!
重量は200〜250グラムぐらいなら御の字
タイヤ幅を細くするので必然的に軽量化されますが、次に買うタイヤで選ぶ重量は200〜250グラムぐらいのものでよいでしょう。
32cからの変更なら前後のタイヤとチューブを合わせて数百グラムの軽量化になるはずです。
200グラムを切る軽量タイヤもありますが、耐久性や耐パンク性を犠牲にしているレース用タイヤがほとんど。
普段使いであればコスパのよさも大事なので200〜250グラムぐらいのタイヤで充分です。
メーカーはお好きなところで
タイヤメーカーはたくさんありますが有名どころのタイヤを選べばまず間違いないです。
- パナレーサー
- ミシュラン
- コンチネンタル
などなど…
どこのフレームが好きかと同じように、タイヤも好みで選ぶのがほとんどです。
いろんなメーカーのタイヤを試してみるのも楽しいですよ!
ベタかもしれないけどオレのおすすめはコンチネンタルのGP5000だゼ!
ホイール交換はじっくり考えて決めよう!
ホイールは相場が高くて気軽に買い換えられないから吟味して買うのがいいナ!
初めてであれば大きく以下を考えればいいと思うゼ!
- 予算
- 重量
- 平地巡航を取るかヒルクライムを取るか
- 性能よりも見た目重視か
予算
ホイールは上を見るとキリがないので「予算は◯◯まで!」と決めないとすぐに予算オーバーします(^^;)
そこそこの軽量化のアルミホイールであれば探せば5万円台から手に入れられるでしょう。
ただし空力性能を向上させるディープリムのカーボンホイールとなると10万円以上はほぼ確実。
後述する観点と予算のバランスを取ってホイールを決定するのは難しいですが、楽しい時間でもありますよ!
重量
鉄下駄からの買い替えとなると一番の魅力はホイール重量を下げられること!
ロードバイクにおいて軽さは正義ですが、ホイール(タイヤも)は回転体なので軽量化のメリットを特に感じやすいパーツです。
1,500グラムを切れば「充分軽い!」と評価できるホイールだと思うゼ!
でも1,700〜1,800グラム辺りでも鉄下駄から替えるなら充分に効果を感じられるはず!
世の先輩ローディーたちが「ホイールを変えると世界が変わる!」と言っているのは間違いではありません!
しかし軽いホイールは高価でお財布も軽くなってしまうのが悩みどころ(^^;)
平地巡航を取るかヒルクライムを取るか
ホイールを替える場合、軽量化だけでなく空力性能の向上も目的にできます。
空力性能を向上してくれるのがディープリムホイールで、平地の高速巡航が楽になります。
ただし信号の多いところでのストップ&ゴーや、巡航速度が遅くなるヒルクライムではその恩恵は受けられません。
その場合はノーマルリムでひたすらに軽いホイールに軍配が上がるわけです。
この特性とご自身の脚質やライドスタイルを照らし合わせ、平地とヒルクライムのどちらを優先するかで選ぶべきホイールが決まります。
ただしディープリムホイールは重量を軽くするためにカーボンが基本的に使われるので高価になります(^^;)
性能よりも見た目重視か
「軽いとか速いとかどうでもよくて、とにかくかっこよくしたいから気に入ったホイールにする!」というのももちろんアリです!
性能はロングライド・ブルベ・レースの結果を真剣に求めるのであればもちろん重要。
でもそれ以前に「愛車でサイクリングするのが好きで、愛車をかっこよくしたい!」という想いがあっていいはず!
実際にそうやってパーツを選んでいる方はたくさんいらっしゃいます。
スペックで選ぼうとすると頭を抱えますが、一目惚れで選ぶなら悩むこともないはずです!
だいたいその場合は値段を見て頭を抱えるのですが(^^;)
中華カーボンホイールはやっぱり「自己責任」
安くてそこそこの軽さの中華カーボンホイールは魅力的だけどなにかあっても「自己責任」なんだナ!
「もともとフレが出てた」「数ヶ月使ってスポークが折れた」などの口コミを確認しました。
トラブルが起きても基本的にはお店で見てもらえないはずなので、自分で対処ができる方じゃないと厳しいと思います。
安心を買うという意味も含め、多少高くても一流ブランドのホイールを買うのがよいでしょう!
まとめ
今回の記事のまとめだゼ!
- 今回はもこさんのお悩みを題材にタイヤとホイールを替えるときに考えることを解説
- タイヤを交換する場合
- 舗装路メインで走るならタイヤ幅は25cか28cにする
- ホイール側の対応サイズに注意する
- クリンチャーユーザーはチューブも買い換えること
- 重量は200〜250グラム辺りで
- メーカーは有名どころであれば好きなところでオッケー
- ホイールはじっくり考えて決めよう
- 予算は勢いでオーバーしがちなので注意
- 重量は軽いにこしたことはないが1,700〜1,800グラム辺りでも鉄下駄からの違いは感じられるはず
- 平地巡航を取るかヒルクライムを取るかでディープリムも視野に入れよう
- 性能は置いておいて見た目だけで選ぶのも全然アリ
- 中華カーボンホイールは「自己責任」で
オレは「費用は抑えてディープリムを試したい」という理由でカンパニョーロのシロッコを買ったゼ!
初めはとにかく費用重視で、スキルに合わせて将来ハイエンドにというのもアリだろうナ!