最近はやりの自転車でも使えるドラレコ「AKY-710S」を徹底レビューするゼ!!
この記事は以下のような方が対象です。
この記事を見ると以下のことがわかります。
それではさっそくAKY-710Sの詳細レビューをしていきます!
【結論】若干クセはあるけど使い勝手よし!
「慣れれば普通に使えていいじゃないAKY-710S!!」
というのが率直な感想。
↓音が出るので注意してください。
まだ数回しか使っていないので、これからより細かい満足点や不満点は出てくるとは思いますが。
そのときはまたこの記事をアップデートしたいと思います。
「ちゃんと撮れることが分かったので満足している」というのが今のところの感想です!
AKY-710Sの基本情報
- バッテリー容量
1800mAh - 重量
約100g - 本体サイズ
H39 x W39 x D90 mm - 防水防塵
IP66相当 - 動作温度範囲
-10〜60度 - Wi-Fi(スマホアプリとの接続用)
2.4GHz対応 - SDカード
64GB TFカード付属、16〜256GB利用可能 - 広角
142度 - 解像度
4K / 2K / 1080P - フレームレート
28fps / 55fps - 連続稼働時間
バッテリー稼働時 175〜351分 / USB給電時 ∞ - バイブレーション機能あり
AKY-710SはAKEEYO社から販売されています。
AKEEYO社は2016年設立の日本の会社で、車やオートバイ向けのドライブレコーダーなどが主力商品。
AKY-710Sはそもそもオートバイがメインターゲットみたいです。
ただし公式の商品タイトルに「自転車」のワードが入っているので、自転車での利用も想定されていると思われます。
Amazon以外に公式サイトからも購入は可能。
見た目はコンパクト・シンプル・無骨な感じ
手に乗せるとAKY-710Sのコンパクトさが際立ちます。
デザインはシンプルで無骨さも持ち合わせているので、The 男が好きそう感がありますね。
上部にはカメラの起動ボタン兼LEDランプが配置されています。
ボタンでカメラの起動停止、LEDランプで現在の稼働状態の確認が可能です。
反対側はこんな感じ。
底面には写真右から1/4ネジ穴、リセットボタン、放熱板(盗難防止アダプターにハマる穴)が配置されています。
背面にはUSB-CポートとMicroSDカードスロットがあります。
防水防塵性を実現するためにキャップは分厚くてしっかりとハマる造りです。
付属品が多種多様
付属品はとても多く、本体以外に上の写真に記載されているものが入っています。
まず取説と「ロードバイクでは多分使わんだろうな〜」と思われるものたち。
アダプター類はそもそもハンドルバーの径に合わなかったり、装着できてもゴツすぎて使う気になれないものばかり。^^;
ドライバーとネジは充電ケーブルを本体に固定するためのものですが、常時給電の仕様にはしたくないので使いません。
オートバイで運用する場合はつけっぱなしでもいいから便利なんでしょうけどね…。
不思議なのはなぜかSIMトレーを開けるためのピンまで入っていることです。笑
こちらは使えそうなものたち。
GoProマウントに装着したり、平面マウントや曲面マウントを使ってヘルメットにAKY-710Sを装着できそうです。
別売りのオプション品として上記のようなパーツがあるようです。
GPSユニット付きケーブルを使うとアプリでルートログを取ってくれるようですが、サイコンを持っているサイクリストには不要。
サイクルコンピューターホルダーはGoProマウントとGarminマウントのオス側が一体化しているアイテムだと思われます。
こちらは本体に付属しているSDカード。
メーカー名などは一切書いてなくてとても怪しいですが、問題なく使えているので今はそのまま使っています。笑
AKY-710Sをロードバイクへ装着
AKY-710S本体と付属品紹介が終わったので、次はロードバイクへ装着します。
左がAEEアダプター、右が1/4アダプターという名称のパーツ。
タマタツはコックピットにレックマウント製品を使っていてGoProマウント規格が使えるので、写真の2つのアイテムを使えます。
しかし1/4アダプターは緩むとAKY-710S本体の向きが変わりそうなので、AEEアダプターを使うことに。
一旦装着してみました。
付属のGoProマウント用スクリューを使ってみたのですが、取っ手部分が大きすぎて見た目が微妙ですね。
工具なしで装着できるのはいいことなんですが…。
ということでレックマウントの規格にあうボルトを買ってきました。
買ってきたボルトで装着するとスッキリ!
オーライトのRN1500と並んでいる感じも見ていて気持ちいいです。
AKY-710Sの使い方
操作用ボタンは1つなのでシンプルですが、本体LEDやバイブレーションだけで起動状態や録画状態を把握するのが難しいです。
上の写真のとおり、説明書を読んでも状態説明の項目が多くて一気に覚えるのは至難の業。^^;
この複雑さを解消するためにスマホアプリがあるのですが、アプリの使い方は次の項目で紹介します。
とりあえず押さえておけばいい基本の操作方法と状態だけ以下のとおりまとめました。
- ボタン長押し
電源のオン/オフを切り替える。
電源オフ状態から:3回振動してそのまま録画が始まる。
電源オン状態から:3回振動して電源オフになる。 - ボタン1回押し
録画のスタート/ストップを切り替える。
録画中はLEDが赤く点滅する。
電源オン直後は既に録画が開始しているので注意。 - ボタン2回押し
Wi-Fiのオン/オフを切り替える。
オンの間はLEDが青く点灯する。
電源オン直後は既にWi-Fiがオンになっているので注意。 - 充電ケーブルを挿したときの挙動
挿したとき:自動で電源オン(3回振動)になり録画を開始する。
抜いたとき:自動で電源オフ(3回振動)になる。
少しクセがあるのが分かると思います。笑
タマタツが「クセ強いなぁ」と思った部分はあとの項目にまとめているので、そちらをご覧ください!
アプリ「AKEEYO」をダウンロードして使う
AKY-710Sの動作状態や録画状態を本体だけで把握するのは難しいので、スマホアプリ「AKEEYO」(以降アプリ)を使うのがおすすめです。
ストアで普通にダウンロードできます。
アプリを開いたら本体とWi-Fiで接続しないとだめなので、本体を電源オンにしてアプリ上でドライブレコーダーを接続を押します。
スマホのWi-Fi設定画面へ飛ぶので、AKY-710S-****のWi-Fiに接続。
初期パスワードは12345678です。
Wi-Fi名とパスワードはのちほどアプリ上で好きなものに変更できます。
接続が上手くできたらアプリに戻り、ドライブレコーダーにアクセスを押せば撮影が始まっていて画像が確認できます。
撮影画像上部には充電残量が表示され、アプリ中央のカメラマークで動画撮影の中断や静止画の撮影が可能。
画面下部のカメラファイルで録画ファイルの確認、カメラ設定で設定が行えます。
まずはカメラ設定を開いて設定を完了させましょう。
大きくいじる必要はないと思うので、必要最低限の項目だけ紹介します。
- 録画品質
画質:4k or 2k or 1080p
FPS:60 or 55 or 30 or 28 (60と50が選べるのは2k以下のみ)
HDR有無:2k以下でFPS 30以下のみ有効化可能
から選べます。
稼働時間に影響するので、ドラレコとして使うなら1080pでも充分かと。
ただし去りゆく車との速度差が大きいとナンバーを捉えにくいので、FPSは30以上がよさそう。
キレイに撮ることが目的でなければHDRも要らないでしょう。 - 画像の回転
ぶら下げスタイルで使う場合はオンにしましょう。
オフのままぶら下げて使うと画像がさかさまのまま録画されてしまいます。 - 衝突検知
事故などでAKY-710Sが強い衝撃を受けた直後、上書きされない形式で録画をする機能です(AKY-710Sは平常時は古いファイルを自動削除するため)。
使っておきたい機能ではありますがオフがよいです。
ロードバイクは地面からの衝撃をダイレクトに受けてしまうので、この設定を低にしてても簡単に衝突だと誤検知してしまい、あまり使い物になりません。
逆に定期的に録画ファイルを手で消さないといけなくなるので手間がかかります。
残りの項目については好みに応じて設定すればよいかと思います。
設定ページ下部のユニバーサル部分ではWi-Fi名変更・パスワード変更・フォーマット・ファクトリーリセットなどが可能です。
つづいてカメラファイル。
AKY-710SのSDカード内にある録画ファイルにアプリ経由で直接アクセスできる便利機能です。
画面上部のループと写真を撮るがメインで使うことになるタブで、動画と静止画ファイルが保存されます。
緊急はカメラ設定項目で解説した衝突検知時に保存される、上書きされない録画ファイルの保存先です。
衝突検知をオンにしていると設定項目で解説したとおり、なにもないところでも緊急録画が発動されてファイルが溜まってしまいます。^^;
カメラファイルで扱いたいファイルをタップするとダウンロード・スナップショット取得・削除ができます。
ここでダウンロードやスナップショット取得をするとアプリ上のアルバムに保存されます。
アプリトップに戻ってアルバムをタップすると該当ファイルがアプリ上に保存されています。
ファイルをタップすると編集・共有・保存などができます。
編集はトリミングできるだけでなくアプリに入っているBGMを当てられて面白いので、ぜひ使ってみてください。
ここで保存を押すとようやくスマホのアルバムに該当ファイルが保存されます。
ファイルの位置関係が分かりづらいので整理しておきます。
- アプリからAKY-710Sにアクセスしたら表示されるカメラファイルを選択
AKY-710Sに挿入されているSDカード内にあるファイルを見ている状態
ダウンロードを押すとアプリのアルバムにファイルがコピーされる。↓ - アプリトップに表示されるアルバムを選択
アプリ上のアルバムを見ている状態
SDカードからダウンロードしたファイルが保存されている。
ここではアプリ上データとして保存されていて、スマホ上にデータはまだない。
保存を押すとスマホのアルバムにファイルがコピーされる。↓ - スマホの写真アプリ内のアルバム
iPhoneユーザーであればデフォルトの写真アプリを開くと、AKY-710Sで撮影したファイルがAKEEYOというアルバム名で保存されているはずです。
クセがあるなぁと思った部分
LEDライトが分かりづらい!
LEDライトで稼働状態を把握するのはめちゃくちゃ難しいです。
理由は発光量が微妙なのに加えて点灯カラーとパターンが多すぎるため。
しかもWi-Fiオン(LED青点灯)状態で録画(LED赤点滅)をしてると青+赤=紫になったりします。^^;
あとはタマタツのようにぶら下げて使うとLEDは全く見れないです。
これらの理由からスマホアプリと連動して使うことを強くおすすめしました。
SDカードが指で取れない!
「なんでこんな造りにしたの…。」と思うぐらいにSDカードスロットの位置が悪いです。
指でつまんでSDカードを取り出すのは不可能なので、ピンセットなどでつまんで取り出してください。
ただしスマホアプリで録画ファイルの抽出などはできるので、そこまで問題ではないのです。
でもパソコンでファイルを扱いたい方は多分イラつくと思います。^^;
充電ケーブル抜き差しが電源オン/オフに連動している
バイカーには便利な機能なんでしょうけど、サイクリストには要らない機能です。笑
自宅でAKY-710Sを充電するためにケーブルを挿すと自動で録画が開始されてしまいます。
なのでケーブルを挿した直後にボタン長押しで電源オフにするひと手間が微妙に面倒です。
忘れると大して充電されないうえに部屋のなにかしらが無限に録画されることに…。^^;
A to CのUSBケーブルでしか充電できない
両端がUSBーCのケーブルで充電を試したところ、充電できませんでした…。
付属のケーブルもA to Cになっているので、その規格のケーブルでの充電しか対応していないようです。
ただしA to Cであれば付属のケーブル以外でも充電ができます。
とても困ることでもないですが、C to Cのケーブルでも充電できたらなぁと思いました。^^;
AKY-710Sのいいところ
最後にいいところを紹介して終わりにします!
満充電で3時間以上録画可能
画質を2kか1080pにしておけば満充電で3時間以上は連続録画可能です!
一日ライドのときはモバイルバッテリーが必要ですが、半日のライドであれば充分ですね。
画質が想像以上にキレイ
画質はあまり期待していなかったのですが、いい意味で期待を裏切られました。
ヒルクライムレースであればそのままYouTube用に使ってもいいんじゃないかレベルです!
画角が絶妙
タマタツはレックマウントでぶら下げスタイルで使っていますが、ブラケットもライトも写り込まない絶妙な画角が素晴らしいです。
装着位置によるとは思いますが「ブラケットが被って大事なところが写ってない!」となりにくい画角は考えられてるなぁと思います。
見た目以上に軽い
実際に持っていただきたいぐらい、見た目以上の軽さに驚きます。
「この大きさのカメラって普通もっとズッシリするんじゃないの!?」という感じ。
SDカードが普通に使える
「よくわからない怪しいSDカードが入っている」と先述しましたが、普通に使えます。笑
64GBという容量も馬鹿にはできず、8時間分ぐらいは上書きせずに余裕でファイル保存可能です!
まとめ
- AKY-710Sは若干クセありだけどロードバイク用ドラレコを検討している方におすすめの商品!
- 見た目はコンパクト・シンプル・無骨!
- 付属品が大量で64GBのSDカードも付属!
- ただしロードバイクに装着するのは付属マウントを使うよりもレックマウントなどを使うのがおすすめ
- 本体のLEDとバイブレーションだけで稼働状態を把握するのは難しい
- なのでスマホアプリと連動させて使うのがおすすめ
- クセがある部分
- LEDが分かりづらい
- SDカードが取りづらい
- 充分ケーブルを挿すと勝手に録画が開始する
- A to Cの充電ケーブルでしか充電できない
- いい部分
- 満充電で3時間以上録画可能
- 画質が想像以上にキレイ
- 画角が絶妙
- 見た目以上に軽い
- SDカードが普通に使える
AKY-710Sはロードバイク用ドラレコを真面目に検討している方に超おすすめだゼ!!